抜け毛対策に有効な薬

価格の安さも大きな魅力

男性型脱毛症、いわゆるAGAの治療薬としてすでにかなりの知名度を獲得しているのがフィナステリドという薬です。民間療法的な育毛剤と異なり医学的な効果が実証されており、現在では世界各地で承認薬として流通しています。ちなみに日本では2005年から発売されています。ところで、このフィナステリドは薬品名であると同時に成分名でもあります。したがって同じ成分が配合されていながら異なる名称の製品のものが複数存在します。そんな中、価格の安さで注目を集めているのがフィンペシアです。フィンペシアは、インドの製薬メーカーから販売されている薬です。いわゆるジェネリック医薬品ですが、主成分はオリジナルの製品と同じです。ジェネリック医薬品に対する社会的関心の高まりにつれ、今後需要が拡大するものと予測されています。

AGAの原因物質を阻害

フィンペシアの主成分であるフィナステリドには、AGAの原因物質とされているジヒドテストステロンという男性ホルモンの活動を抑制する作用があります。これによって抜け毛の量を減らし、新たに生えてきた毛が丈夫に育つのを助ける効果が期待できます。フィンペシアは内服薬であり、効果を実感するには最低でも3〜6か月の継続的な服用が必要だとされています。副作用については深刻なものは報告されていませんが、胃部の不快感や腹痛などが挙げられています。ただし副作用の発生頻度については、臨床試験レベルでは偽薬によって発生した副作用と大して変わらなかったという報告があります。他には勃起不全や精子の減少といった生殖器関連の副作用が報告されていますが、頻度は平均して2〜3パーセントです。なお、成分としてのフィナステリドは承認済ですが、フィンペシア自体は承認薬ではないため、日本で入手するには個人輸入等によることとなります。